新塑性加工技術シリーズ「12.回転成形」出版のお知らせ
2019年6月15日
このたび,コロナ社より日本塑性加工学会編「新塑性加工技術シリーズ 12.回転成形」が出版されました.
回転成形とは,回転している被加工材に工具を押し付け,局所的な塑性変形を繰り返すことで徐々に全体の製品形状を創成していく成形法です.回転成形は,通常の鍛造やプレス加工と比較して小荷重容量の機械で成形ができ,簡単形状の安価な工具を用いて多様な製品をフレキシブルに成形できるため,多品種少量生産に適しています.また,工具の運動のディジタル制御が可能であり,これからのディジタル生産システムに適していると言えます.さらに,加工荷重が小さく,潤滑が容易なため,高強度材や難加工材の成形にも適用できます.この典型的なインクリメンタルフォーミングである回転成形は,数値制御技術などを含む周辺技術の発展に伴って近年大きく進歩し,適用範囲は着実に広がりつつあります.
これらの特質を生かして回転成形で高品質な製品を製造するためには,適正な成形加工条件(工具運動)の選定,材料変形や材料流れの適切な制御が不可欠です.本書は,そのために必要な各加工技術に特有な知識や回転成形の特性についての理解に大きな助けとなることでしょう.
ご購入希望の方は,ホームページもしくはFAXにてお申し込み下さい.
●書籍名:「新塑性加工技術シリーズ 12.回転成形」
●申込方法:
・web
http://www.jstp.jp/publication/info/
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PDF → http://www.jstp.jp/r/updata/newseries_form.pdf
WORD → http://www.jstp.jp/r/updata/newseries_form.doc
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