学会賞

賞の概要

論文賞(JSTP Best Paper Award)

日本塑性加工学会誌「塑性と加工」の第63巻第741号(2022年10月)から第65巻第764号(2024年9月),およびMaterials TransactionsのVol.63, No.10(2022年10月)からVol.65, No.9(2024年9月)までに,本会の校閲を経て掲載された優れた論文および総説論文.ただし再録論文は除く.

学会大賞(JSTP Medal)

塑性加工の分野における顕著な業績として評価される学術的研究を行った個人もしくはグループ,あるいは独創性のある特定の技術または材料・機械・製品を開発した個人もしくはグループ.ただし業績の内容が公開できること.学術賞または会田技術奨励賞の個人賞を受賞した者は受賞後10年程度経過していることが望ましい.必要に応じてプレゼンテーションや実地での審査がある.

学術賞(JSTP Medal for Scientific/Technological Achievement)

塑性加工の分野における学問または技術に関して優れた研究業績を挙げた個人もしくはグループ.ただし業績の内容が公開できること.個人の場合は申請時において目安として45歳までが望ましい.新進賞を受賞した者は受賞後8年程度経過していることが望ましい.

技術開発賞(JSTP Medal for Innovative Technology)

塑性加工の分野において独創性のある特定の技術または材料・機械・製品を開発し,優れた業績を挙げた個人もしくはグループ.ただし業績の内容が公開できること.以下の3つの部門に分けて募集・審査する.(1)一般
(2)中小企業(申請者が中小企業所属であり,連名者に大企業所属の者を含まないこと.中小企業とは,資本金が3億円以下,または従業員が300名以下の会社)
(3) 戦略分野(2025年度から2027年度までは「GXに貢献する生産技術や製品の開発」).

新進賞(JSTP Young Researchers Award)
(昭和57年度より(社)日本鉄鋼連盟からの学会賞基金による)

塑性加工分野における学問または技術に関して発展性に富み,将来に活躍が期待される新進気鋭の個人.受賞者の年齢は原則として35歳までが望ましい.(1)一般(博士課程後期を含む)と(2)留学生に分けて募集・審査する.

学生奨励賞(JSTP Students Award)
(故福井伸二先生(平成3年度より)と故宮川松男先生(平成8年度より)のご寄付による)

学生奨励賞は,塑性加工関連の勉学・研究に精勤し,所期の学術成果を挙げ,将来が嘱望されている当該年度修了・卒業予定の優秀な学生会員―「(1)修士(博士前期課程),(2)学部・高専専攻科,(3)高専・短大」に贈られる.特に修士は学会発表を積極的に行うことが望ましい.なお,審査に当っては上記(1)~(3)のカテゴリ毎に評価を行う.推薦は研究指導者の推薦による.ただし原則として各カテゴリにおいて一研究室 一名とする.

功労賞(JSTP Distinguished Contribution Award)
(昭和57年度より(社)日本鉄鋼連盟からの学会賞基金による)

本学会の目的達成に対し,多大の貢献のあった65歳以上(2025年3月31日時点)の個人.名誉会員および会田技術賞(個人),学会大賞(個人)の受賞者は除く.

教育賞(JSTP Education Award)
(故工藤英明先生(平成10年度より)と時澤 貢先生(平成17年度より)のご寄付による)

大学・高専・工業高校・中学校・小学校の教育現場,または公的研究・試験機関を含め生産技術・ものづくりに関連した分野で,人材育成など教育に多大の功績のあった個人またはグループ.

匠賞(JSTP Skilled Experts Award)

工場,大学・学校,研究所において,卓越した顕著な技術・技能により優れた技術開発,
研究成果および製品製造に大いに貢献した個人((1)若手(原則として45歳までが望ましい),(2)多年にわたり貢献した者).

精密鍛造国際学術賞(JSTP International Prize for Research & Development in Precision
Forging) (平成8年度より(株)ニチダイからのご寄付の学会賞基金による)

募集,審査,贈賞は国際塑性加工会議(ICTP)の際に行う.